コマセ釣りの入門的存在でLTアジよりも魚の引きを楽しむことができ、数もそこそこ釣れて楽しいイサキ釣り。そんなイサキ釣りのシーズンがいよいよ4月から解禁となりました。
ちなみに初夏のイサキ釣りは、数が釣れやすく初心者向きです。一方でシーズン後半の真夏のイサキ釣りはシマアジが釣れるチャンスもあり大物を狙っている方にも楽しいのがイサキ釣りの特徴です。
今回は釣り初心者の船釣り(コマセ釣り)入門ともいえるイサキ釣りについてできるだけわかりやすく説明します。
ちなみに南房総では3月から始まっていたイサキ釣りですが、今シーズンもどうやら好調な模様。
西川名の竜一丸では、40cm超えのジャンボサイズイサキの実績が豊富な波左間沖などを狙い、3月1日に今シーズン初出船。初日は38cm頭に38~44尾。2日は終日波左間沖で狙い25~38cm12~27尾。
出典(https://tsurinews.jp/100244/)
外房の有名船宿さんである。「長福丸」さんもイサキ釣りは4月からスタート。初日から定量の50尾を達成とのことで絶好調です。
イサキ船は水深13〜32m。アタリ増え、小〜中型でしたがダブル、トリプルもあり、好調に釣れました。水温16.0度。薄濁り。
出典(http://chofukumaru.com/)
イサキ釣りのタックル
LTイサキではLTヒラメや、LTアジのタックルを流用できます。小型のベイトリールに全長2から2.3メートルくらいのライトゲームロッドを使用。ビシは40号とかですね。PEラインは1.5なら2号を使えば充分だと思います。
LTイサキでは無い通常のイサキ船は、PEラインは2から3号が多いです。この辺は事前に船宿にチェックしてみてください。
イサキ釣りのポイント
イサキ釣りはなんと言ってもタナ取りが命です。
LTアジの時のブログにも書きましたがイサキがいるタナに正確に合わせられるかが肝です。ポイントによって、船長が「水深17から20メートル」みたいに伝えてくれますので、正確にPEラインの色をカウントしながらタナに合わせましょう。PEラインの色は、1メートルごとにマークとなる色が入っています。またメインの糸の色が変わると10メートルの合図です。
イサキ船は底からタナを合わせるよりも海面から何メートルの指示が多いです。なので仕掛けを落としながらラインをカウントするようにしてくださいね。電動のカウンターは誤差が出やすいので最初は必ず目視で測るようにしてください。
イサキ釣りはこのタナがずれているとどうしても釣れません!
初心者の方は、経験者と行くのであればまずタナの取り方があっているか教えてもらうと良いと思います。もしくは船長に聞いてレクチャーしてもらいましょう。
ダブル・トリプルを狙うには?
イサキ釣りをするときには、ぜひダブル・トリプル(仕掛けの針に2匹、3匹と掛かること)を目指したいですよね。
個人的な多点掛けのポイントですが、イサキが食ったらリールのハンドルを半巻して軽く竿をしゃくりコマセを出して少し待つ。また半巻きしながらシャクって少し待つ。を1から2メートルくらいやってみることです。
イサキが暴れて撒かれるコマセに加えて、自分からもコマセを撒くことでよりイサキが集まりヒットしやすくなります。
運が良ければグッと引きが強くなりますのでゆっくり巻いてきましょう。ただ慣れないうちやサイズが良く引きが強い時はバラしてしまう可能性もあるので1匹ずつ釣るのがおすすめです。
イサキ釣りの注意点
イサキはトゲが非常に硬いので、触る時は注意してください!気をつけないと締める時や手でもったりするとケガします。こういう魚をつかめるやつがあるとおすすめです。もしくは軍手をしていくのもオススメなのかなと思います。
梅雨のイサキは産卵前で白子や卵が多く、脂ものってすごく美味なのでぜひチャレンジしてみてくださいね!