釣り初心者の船釣り・海釣り記録

釣りが好きで茅ヶ崎に移住した会社員。釣行記録や釣り初心者に役に立つ記事、茅ヶ崎生活を発信しています。相模湾、東京湾、千葉県外房などを中心に船釣りしています。愛車はジムニーJB64W ジムニーの記録や茅ヶ崎生活についても発信しています

船釣り用おすすめクーラーボックスの選び方【魚種別・初心者向け】

船釣りをこれから始められる方や、釣りに誘われた友人から「竿やリールは借りれるけど、クーラーボックスだけは持ってきてね」と言われた方いらっしゃると思います。

釣った魚を持ち帰り、美味しくいただくことも釣りの醍醐味ですし、なにより鮮度が高い状態で持ち帰るためにはクーラーボックスは不可欠。釣りを趣味として始める方やアウトドアでクーラーボックスをお探しの方に向けておすすめのクーラーボックスを紹介していきます。今回は実際に毎月船釣りをしている筆者が、魚種別に安いクーラーボックスから、高性能のクーラーボックスをご紹介していきます。

 

船釣りに必要なクーラーボックスの選び方

基本的なクーラーボックスの選び方

クーラーボックスは10L程度の小さいサイズのものから、マグロ・カツオや遠征釣りなど大型を狙った釣りを対象にした80L程度のものまで、多種多様なクーラーボックスが存在します。またクーラーボックスの中には、溜まった水を排水できる機能が付いていたり、台車のようにコロコロのキャスターが付いていたりするものまで様々です。

どのサイズを最初に選べば良いか戸惑う方も多いかと思いますが、ご安心ください。

この記事でも紹介していきますが、基本的には釣具店、ネット通販に記載されている製品情報欄等に適した対象魚が書いてありますので、これを参考にすると簡単に決めることができます。

オカッパリよりは大きいサイズのクーラーを

すでに防波堤などで釣りをしたことがある方は、小さいサイズのクーラーボックスをお持ちの方もいらっしゃると思います。船釣りで使うクーラーボックスの注意点としては船釣りのほうが数が多く釣れ、サイズも岸から釣れるものより大きいものが多いため、一回り大きいサイズのクーラーボックスを選ぶことをおすすめします。

船長がポイントを案内してくれるため、岸よりも大漁に釣れることが多いですし、船釣りは最低でも6時間以上船に乗るため、水分補給のためのペットボトルを多く持ち込むことが多いため、クーラーボックスの場所を取ってしまいます。

ちなみに筆者の30Lクーラーボックスの写真です。これはイサキが20匹入っていますが、これにペットボトル2Lなどはいると結構パンパンです。

 

保冷力は意識して選びましょう

クーラーボックスの保冷力は壁面の材質により決まります。最も保冷力の高い真空パネル、次に高いウレタン、その次にスチロールです。

最も保冷力が高い真空の材質を使ったクーラーボックスと最も低いスチロールのクーラーボックスでは、氷の持ち時間が4倍以上違うと感じます。

当然保冷力が高いほど金額も高くなりますし重量も重くなります。

先程のサイズでもお伝えしましたが、釣行時間が長いのが船釣りの特徴です。1日船と呼ばれる朝から夕方まで船に乗る釣りでは、12時間を上回ることもあります。帰宅までの時間を考えると、相応の保冷力を持ったクーラーボックスを選ぶのが良いかと思います。保冷力が高いに越したことはありませんが、各メーカーが出している製品毎の氷の持ち時間等も参考に選んでみてください。

 

魚種別クーラーボックスの選び方

アジやシロギスなど小型魚種の五目釣りは10L~20L

アジやシロギスなど、サイズもそこまで大きくない魚を釣る場合は10Lでも事足ります。東京湾のライトアジや、相模湾のシロギス船などに参加する場合はおすすめです。

もちろんサイズが大きいものが釣れてしまうとかなりクーラーボックスがきついので、一回り大きいものが良いですが、あまり釣りをしないがアウトドアに使えるやつがほしい。知人が大きいクーラーボックスを持ってきてくれるなどの条件が合う方はおすすめします。

こちらのダイワのクーラーボックスは筆者も持っていますが、釣った魚をそのまま入れられる投入口が付いているため、釣った後スムーズに魚をクーラーに入れることができます。またショルダーも付いているため電車釣行、バイクの方にもおすすめです。

後々大きいサイズのクーラーボックスを買う際も、こちらはペットボトルやお弁当を入れる専用にできたりするので使い勝手が良いです。

 

手頃な値段で抑えたい方はギャラシーがおすすめ。釣具店などにも多く3000円台で購入することができます。

値段相応ではありますが、保冷力もそこそこなので、近場で釣りしてすぐ帰ってくる場合はおすすめしたい商品です。

 

使い勝手が良い20Lのサイズは、各メーカー色々なのが出ておりますがシマノのホリデークールは安価で軽量のため使いやすいかなと思います。

知人でもこちらを持っている方は多く、普段釣りをしない方もキャンプに活用したりと色んな場面で20Lは使えます。

 

イサキ・イナダなどの数釣りや、カップル・友人でのライト五目は30Lからがおすすめ

千葉県大原などのイサキは定量50匹まで釣り上げるとかなりの量になります。また夏の後半から秋にかけたライト五目・イナダワラサ釣りに参加される方はサイズが大きいため先程の小さいクーラーボックスでは足りません。

またカップル友人で釣りに行く際、一つのクーラーボックスをシェアする方も多いと思いますがそんな方にも30L~40Lのクーラーボックスはおすすめです。

 

筆者はダイワのライトトランクをメインで利用しています。イナダ船はもちろん、ヒラメ、カツオ釣りまでこちらを使うことが多いです。

容量32L、ロングボディーで大型~中型魚までスッポリ収納できることや、両開き上フタのため取り外し可能で手入れがとても簡単なとこが気に入っています。小さいサイズのクーラーは掃除がしにくいこともあるのですが、丸洗いしやすく便利です。90度まわすだけで開閉簡単な水栓が付いているため、海水を抜いたりして重量を調整できます。

友人と行く時もこれ一つで済ませられたりするので、カップル・友人で1つ買うのであれば30Lのクーラーボックスがちょうど良いかなと感じます。注意点としては、魚が入るとかなり重たくなるので電車釣行はきつめです。昔東京湾に電車でこれをもっていきましたがかなりしんどかった..笑

 

ちなみにダイワの商品はキャスターが付いていないのですが、キャスター付きでなるべく楽に持ち運びたい方はシマノのスペーザをおすすめします。

個人的には大きめの魚種狙う船でよく見るクーラーボックス第一位かもしれないです。

ダイワよりはお高いですが、キャスターの有り無しで持ち運びの楽さがだいぶ変わってくるので、おすすめします。(筆者も買い換えようかなと悩み中)

 

遠征釣り、キハダ・カツオなど大型狙いは50~60Lを

ここからは遠征釣りやキハダカツオなどサイズも大きい釣り物を狙う方のクーラーボックスです。釣り初心者の方が最初に買われることは少ないと思いますが、紹介していきます。もちろんサイズが大きいことも有り値段も相応のものがありますが、保冷力がかなり高いので簡易冷蔵庫として活用しやすいです笑

筆者も網代からでる遠征船に乗ることがありますが、たくさん釣れるしサイズも大きいので32Lのクーラーボックスはかなり限界でした笑ブリやカンパチヒラマサなどが釣れると32Lだと厳しかったなぁという印象です。

 

ちなみにこのサイズになると乗り合い船への持ち込みなどはまず想定されていません(禁止されていることも多い)基本的に大型魚種の釣り物は船のクーラーで冷やし、帰港した後持ち帰る時に入れるときに使います。

ダイワのトランクマスターは、相模湾のキハダカツオ・マグロ釣りに参加している方も多く持っているクーラーボックスです。こちらのクーラーボックスは壁面3面に真空パネルが使用されており、非常に高い保冷力があります。利便性の面では、キャスターが付いており、平らな場所であれば楽に持ち運びが可能です。また水抜き用の水栓がワンタッチ式で、それに加えて上部の蓋の開閉も非常に便利です。ワンタッチで開けることができ、閉める際は自動でロックされます。

大型魚種をメインに釣っていきたい方には申し分のないクーラーボックスかなと思います。

 

釣れすぎて買ったクーラーボックスに入らない場合..

想定よりも多く釣れすぎて購入したサイズのクーラーボックスに収まらない、もしくはブリやタイなど大型の魚が釣れて入らない!(嬉しいですね)ときは、船宿に相談すれば発泡スチロールを手配してくれることが多いです。そういう時は船長に伝えて持ち帰りましょう!

 

いかがでしたでしょうか?最初に買うクーラーボックスの参考になればありがたいなと思います。買ったクーラーボックスが大漁になることを祈っています!