釣り初心者の船釣り・沖釣り記録

船釣りにハマり都内から茅ヶ崎に移住した会社員。釣りを始めてみたい方・初心者に役に立つ記事や釣行記録を主に発信しています。フィールドは相模湾、南沖、東京湾、千葉県外房が中心。愛車はジムニーJB64W / アウトドアや海外旅行・茅ヶ崎生活も不定期に発信

【初心者入門編】初めてのヒラメ船釣り攻略!イワシ泳がせで大鮃を狙う

千葉県外房や茨城県鹿島で本格的に始まってきたヒラメ釣り「ヒラメ釣ってみたいな〜」「イワシの泳がせでヒラメを釣ってみたい」と思っている初心者こそまだ寒さが少ない10月から12月までのこの時期にヒラメ釣りをお勧めします。

ヒラメ釣りはハードルが高そうと思っている方もいらっしゃると思いますが、実はヒラメ釣り自体はとても簡単。活きたイワシを使って泳がせるだけで、ヒラメが補食しにきてくれるためそこまでテクニックは要りません。またヒラメ以外にも外道としてついでにイナダワラサやカンパチ、マトウダイなど食べて美味しい魚も釣れちゃうのもお勧めしたくなるポイント。

ヒラメの釣果を上げるために大事なことは1.イワシを正しく付ける 2.焦ってアワセを入れない 3.底取りを丁寧にする の3つだけです。

 

この記事では、これからヒラメの船釣りをやってみようと考えている方に向けて、ヒラメ釣りのタックル、仕掛け、餌となるイワシの付け方、基本の誘い方、アタリが来た時の合わせ方などを紹介していこうと思います。

 

ヒラメ釣りはどこでできる?

関東のヒラメ釣りは大きく2つに分かれています。太平洋と相模湾です。

太平洋に面した千葉県の外房地区にある勝浦港(勝浦市)や大原港(いすみ市)、九十九里の片貝港(山武郡)、銚子近くの飯岡港(旭市)などから、茨城県の鹿島港(鹿嶋市)、大洗港(東茨城郡)まで秋冬はヒラメ船が多数出船します。こちらの船は基本的に生きたイワシが餌として支給されるので餌釣りなどは不要でスタートからヒラメを狙うことができます。

一方で相模湾の方はシコイワシなどをまず餌として釣ってから、釣ったイワシを基に泳がせする泳がせ船が一般的です。どちらも楽しい釣り物ですし私も両方訪れていますが、ヒラメ専門で狙う場合は太平洋に面した釣り船をお勧めします。

 

ヒラメ釣りのタックル

ヒラメ釣りのタックルは、通常タックルとライトヒラメと呼ばれる軽いタックルの2つがあります。通常タックルの場合竿は2.4~2.7メートルのヒラメ釣り用ロッドに加えてPE3〜4号が一般的です。ライトタックルの場合PEは1〜2号程度になります。

ライトヒラメ船の場合ライトアジやライト五目など軽い釣り物をやったことがある人はそのタックルを流用する形で問題ありません。私がよく行くライトヒラメでは「ダイワ アナリスターMH190」と「シマノ バルケッタ」を組み合わせたタックルを使っています。

もちろん本格的にヒラメ釣りを極めたい人には、専門ロッドをお勧めしますが初心者の場合まずはお試しでやってみたい方が大半だと思いますので、自分が持っているタックルで流用できそうか?を見てみると良いと思います。

 

ヒラメのタックルはリーダーにサルカンをつけて仕掛けを装着するだけです。一番下に錘(ライトタックルの場合40から60号、通常時は60-80号)をつけるだけのシンプルさ。

ヒラメ釣りの仕掛け

仕掛けは市販されている「船のヒラメ釣り用」もしくは船宿で購入できるオリジナル仕掛けを使えば問題ありません。船が出る場所に応じた仕掛けが販売されているので、釣具屋さんで今回訪れる予定のエリアの仕掛けを購入しましょう。

 

ちなみにライトヒラメとヒラメで仕掛けのサイズが異なるため、そのあたりは注意してくださいね。

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外掛け結びができる人であればハリ2本を直結するだけなので、自作も意外に簡単に作れるので自分で作っちゃうのもオススメです。

 

餌のイワシのつけ方

イワシは口から上顎の硬い所に針を掛けるか、鼻を通す掛け方が一般的です。またトリプルフックはイワシの背びれか腹側につけます。

ハリの付け方は好みに応じてですが、焦って親バリを軟らかい所に刺してしまうと、海中ですぐにイワシが外れて逃げてしまうので注意しましょう。ちなみにイワシがピチピチ跳ねて中々ハリがつけられない人はタオルなどで目を隠してあげると動かなくなるので参考にしてみてください。

ちゃんと硬い部分につければ、イワシが逃げることなく泳いでアピールしてくれます。

基本となるヒラメの誘い方・底取り

ポイントに着くと船長から「やってみてください。水深は○○m前後です」といったアナウンスが入ります。アナウンスが入ったら仕掛けを投入しましょう。まずイワシから先に海面に放ち、イワシが正常に泳いでいるかどうかを確かめてオモリを投入します。

 

慌てて投げ込んだりするとイワシが逃げてしまったりするので注意です笑

底まで錘が付いたら、道糸がふわっとなるのでリールのハンドルを回して調整します。ロッドを水平にして底がつかないくらいに調整する形でタナを取ります。またこの時根掛かりしやすい場所であれば、1〜2メートル底から上げて誘います。

 

ヒラメは底にいると思いがちですが、案外高くてもイワシを狙って攻撃してきます。なので底を攻めすぎず、海底から1~2メートルを誘う感じにしましょう。船は流れているので油断すると海底の位置が変わっていきます。頻繁に底を取り直すのがお勧めです。

 

待望のヒラメのアタリ!すぐアワセを入れないで

イワシを泳がせているとクンクンとアタリが出ます。ヒラメがイワシを咥えようとした合図のアタリです。ただここですぐにアワセてしまうとバレます笑

昔から「ヒラメ40、マゴチ20」と言われており、これはヒラメが完全にイワシを食い込むまでじっくりと構えて待ちなさいという格言があります。なのでアタリが出たら数10秒程度待っていると、そのうちサオ先が「グイッ、グイグイッ」と力強く絞り込む本アタリに変わっていきます。ここで間髪入れずに大きくゆっくりとサオを掲げるように合わせる(ロッドを空にあげるようなイメージです)としっかりフッキングします。

ちなみにマハタの場合などはいきなりググンと竿がアタったりしますので、そういう時はアワセて巻き始めてしまって大丈夫です。

 

いかがでしたでしょうか?ヒラメの活性が良いと何匹も釣れるヒラメ釣り。ぜひ本格的な冬に入る前に楽しんでみてくださいね。