釣り初心者の船釣り・沖釣り記録

船釣りにハマり都内から茅ヶ崎に移住した会社員。釣りを始めてみたい方・初心者に役に立つ記事や釣行記録を主に発信しています。フィールドは相模湾、南沖、東京湾、千葉県外房が中心。愛車はジムニーJB64W / アウトドアや海外旅行・茅ヶ崎生活も不定期に発信

【初めての船カワハギ釣り】初心者こそシンプルな仕掛けにこだわるべし

船のカワハギ釣りはシーズンを通して楽しめますが、なんといっても冬に入り肝がパンパンになったカワハギを狙うのがこの時期の醍醐味。


一般的に魚は冬になるにつれ、寒さに耐えるために身に脂肪分を蓄えていきます。 カワハギは寒くなってくると身ではなく肝に脂肪分を蓄えるため、肝が大きくなっていきます。そのため、カワハギの肝は秋から冬にかけて大きくなっていき秋冬のカワハギは肝がパンパンに膨れ上がることから肝パンと呼ばれることもあるほどです。

見るからに美味しいカワハギの肝、日本酒とあわせると飛びます。そんな食べて美味しい肝パンのカワハギを一度は釣りたい方へ、船カワハギの基本的なタックルと仕掛けについて紹介していきます。

船カワハギのタックルについて

カワハギは「餌取り名人」とも揶揄されるくらい繊細なアタリが特徴ですので使うタックルは、カワハギ専用ロッドとPE1号程度のライトなタックルになります。

ロッド 長さ1.8メートル、負荷20-35号、9対1調子
リール サイズ:ダイワ100~150番・シマノ100~200番、糸巻き量PE1号100メートル以上
ライン PE号数:0.8~1号
仕掛け・ハリ ハリスの太さ4号、針はハゲ針・丸セイゴ、サイズは4~7号
オモリ:種類 丸型・カジ型、重さ25~30号

もちろんライトゲームロッドでも代用することはできますが、7:3調子や6:4調子だと中々カワハギのアタリを取ることが難しいので専用ロッドを購入することをお勧めします。ちなみに私は年中カワハギ釣りに行く訳では無いので、エントリーモデルのカワハギXを使っています。

値段も1万円程度ですのでこれからカワハギやってみたいな、数回くらいは遊びたいなと思う方はエントリーモデルから始めるのも良いのではないでしょうか?

 

カワハギの集魚について

ここからカワハギの仕掛けについて紹介していくのですが、カワハギは他の釣り物と比較しても圧倒的に沼りやすい理由が仕掛けにあります。カワハギは光るものに集まってくる習性があるのですが、それを利用したキラキラ光る集魚版や、音が鳴るグッズ、ラメなどが入ったフサフサ..etcと数多くの集魚アイテムが存在します。

 

是非Amazonなどでカワハギ集魚板などで検索してみていただきたいですが、本当に沢山のアイテムが有り、実際船に乗り込むと無数の集魚グッズをケースに入れて保管している方を見かけたりします。

もちろんこれらの集魚板を使うのも良いのですが、初心者であれば集魚板無しのシンプルな仕掛けで釣りをするのが個人的なお勧めです。

 

カワハギに集魚板が要らない理由

まず集魚板を付けることで仕掛けが重くなり、感度が悪くなってしまいます。実際にカワハギ釣りをやってみると分かるのですが、(あれ..これ喰ってる?)のようなモゾモゾしたアタリが殆どです。カワハギはこのような繊細なアタリを捉えなくてはいけないのですが、どうしても仕掛けに色々と付いていると感度が悪くなりアタリがわからなくなります。カワハギのアタリを掴むには時間がかかりますので、一番最初はシンプルな針と錘だけで楽しむのがお勧めです。

 

カワハギの仕掛けについて

さて本命の仕掛けについてです。カワハギの仕掛けは大きく分けると、ハゲ針と丸セイゴ、早掛けの3種類の針が使われています。ハゲ針は掛かりの速さを重視、丸セイゴは吸い込まれやすさを重視、早掛けは中間的な性格と思ってもらえれば問題ありません。

どれを買えば良いのか?というと、その日の状況によってカワハギが喰いやすい針が違ってくるので全て多めに用意しておくが正解です。またカワハギは針の尖りが重要で、すぐ駄目になってしまうので、替えを用意しておくことも欠かせません。

 

各メーカーから針の交換が簡単に行える仕掛けセットが発売されていますので、初心者の方はそちらを使ってみるのがおすすめです。

カワハギは仕掛けの交換が多い+購入する仕掛けがどんどん増えていくので、100円均一の仕切りがついたクリアケースに収納しておきましょう。

 

カワハギの基本的な誘い

カワハギ釣りでは底をトントンとオモリで叩くような誘い方が基本になります。アマダイ釣りの底をつつく感じに近いです。

カワハギにエサの存在を気付かせることと、寄ってきたカワハギが“エサを食べたいのに食べられない”状態を演出してください。底を叩いた後に、ピタッと誘いを止めて“喰わせの間”を入れてあげると、コツッというカワハギ特有の小さなアタリが現れますので、ここで合わせを入れてあげるイメージです。

 

最初は中々釣れずモヤモヤすることもあると思います。同船している上手い人の誘い方を真似してみたり、使っている仕掛けを聞いてみたり、船長にアドバイスを求めるのも大事です。釣果に差が付きやすい釣り物なので是非色々と試してみてください。

 

ぜひこの記事を参考に、カワハギ釣りを楽しんでみてください。そして20センチ以上の良い型のカワハギが釣れたら持ち帰って美味しい肝と一緒に楽しんでくださいね。