釣り初心者の船釣り・沖釣り記録

船釣りにハマり都内から茅ヶ崎に移住した会社員。釣りを始めてみたい方・初心者に役に立つ記事や釣行記録を主に発信しています。フィールドは相模湾、南沖、東京湾、千葉県外房が中心。愛車はジムニーJB64W / アウトドアや海外旅行・茅ヶ崎生活も不定期に発信

天秤種類使い分け|片天秤・両天秤・三又の選び方と魚種別ガイド

「天秤って何種類もあるけど、どれを使えばいいの?」 「片天秤と両天秤の違いが分からない…」 筆者もたくさん天秤を持っているので、自宅の天秤・カゴ・錘置き場は常にいっぱいです笑

船釣りの仕掛けに使う「天秤(てんびん)」には、片天秤・両天秤・三又天秤など、複数の種類があります。初心者のうちは、どの天秤を選べばいいか迷ってしまうことも多いですよね。 実は、天秤の種類を魚種や釣り方に合わせて選ぶと、釣果が大きく変わります。天秤の役割や仕掛けとの相性を理解することで、トラブルが減り、快適に釣りを楽しめるようになります。

この記事では、天秤の種類と使い分けを徹底解説します。魚種別の選び方や、初心者向けのおすすめ天秤も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


天秤とは?役割と基本構造

天秤の役割

天秤(てんびん) とは、仕掛けとオモリを繋ぐための金具です。主に以下の3つの役割があります。

  1. 仕掛けの絡み防止: 仕掛けとオモリが離れることで、糸絡みを防ぐ
  2. アタリの伝達: 魚が餌を咥えたときの感触を竿先に伝える
  3. 底取りのサポート: オモリが先に着底することで、底取りがしやすくなる

ポイント: 天秤を使わないと、仕掛けとオモリが絡みやすく、アタリも取りにくくなります。また魚のアタリを吸収して伝えてくれるので、バラシの防止にも繋がります。


天秤の基本構造

天秤は、大きく分けて以下の3つのパーツで構成されています。

パーツ 役割
本体(パイプ部分) 仕掛けとオモリを繋ぐ軸
サルカン(スイベル) 道糸と仕掛けを繋ぐ回転金具
スナップ(またはクリップ) オモリを取り付ける金具

天秤の種類と特徴

船釣りでよく使われる天秤を5種類紹介します。

1. 片天秤(かたてんびん)

片天秤は、最もシンプルで汎用性が高い天秤です。パイプの先端にオモリを取り付け、反対側にサルカンが付いています。

メリット

  • 構造がシンプルで扱いやすい
  • 仕掛けが絡みにくい
  • 価格が安い(1個100〜300円程度)

デメリット

  • オモリが固定されるため、着底の感度がやや劣る

おすすめの魚種

  • アマダイ、ヒラメ、イサキ、カサゴ、ホウボウなど底物全般


2. 両天秤(りょうてんびん)

両天秤は、パイプの両端にサルカンが付いた天秤です。中央のスナップにオモリを取り付けます。

メリット

  • オモリが独立して動くため、着底の感度が高い
  • 仕掛けが自然に流れる
  • ライトな釣りに向いている

デメリット

  • 片天秤より価格が高い(1個200〜400円程度)
  • 仕掛けが絡みやすい(特に初心者)

おすすめの魚種

  • LTアジ、カワハギ、キス、メバル、アジ泳がせ


3. 三又天秤(みつまたてんびん)

三又天秤は、3本のアームを持つ天秤です。片側にオモリ、もう片側に仕掛けを2本取り付けます。

メリット

  • 仕掛けが2本使えるため、手返しが良い
  • 絡みにくい(アームが広がっているため)
  • ライトタックルに最適

デメリット

  • サイズが大きく、収納に場所を取る
  • 価格が高い(1個300〜600円程度)

おすすめの魚種

  • LTアジ、LTウィリー五目、サビキ釣り、ライトイサキ

4. 遊動式天秤(ゆうどうしきてんびん)

遊動式天秤は、オモリが道糸上を自由に動く天秤です。魚が餌を咥えたとき、オモリの抵抗を感じにくいため、違和感なく食い込ませることができます。

メリット

  • 食い込みが良い(魚が違和感を感じにくい)
  • 底取りの感度が高い
  • カワハギ釣りに最適

デメリット

  • 構造が複雑で、初心者には扱いにくい
  • 仕掛けが絡みやすい

おすすめの魚種

  • カワハギ、キス、マゴチ、シロギス

5. L字型天秤(エルじがたてんびん)

L字型天秤は、L字型のパイプにオモリを固定する天秤です。泳がせ釣りでよく使われます。

メリット

  • 泳がせ仕掛けが絡みにくい
  • 生き餌が自然に泳ぐ
  • ヒラメ・マゴチ泳がせに最適

デメリット

  • 底物釣りには向かない
  • 価格がやや高い(1個200〜400円程度)

おすすめの魚種

  • ヒラメ(泳がせ)、マゴチ(泳がせ)、ワラサ(泳がせ)

魚種別の天秤選びガイド

魚種ごとに、おすすめの天秤をまとめました。基本的には片天秤を使うのがほとんどです。釣具屋さんでも種類が多く売られているのは片天秤になります。

魚種 おすすめ天秤 理由
アマダイ 片天秤 底取りがしやすく、誘いに向いている
ヒラメ(底物) 片天秤 仕掛けが絡みにくく、初心者でも扱いやすい
ヒラメ(泳がせ) L字型天秤 生き餌が自然に泳ぎ、絡みにくい
LTアジ 両天秤・三又天秤 着底の感度が高く、手返しが良い
カワハギ 遊動式天秤 食い込みが良く、アタリが取りやすい
イサキ 片天秤・両天秤 どちらでもOK。好みで選ぶ
マダイ(テンヤ以外) 片天秤 底取りがしやすく、誘いに向いている
青物(泳がせ) L字型天秤 生き餌が自然に泳ぎ、大型魚にも対応
カサゴ・ホウボウ 片天秤 底取りがしやすく、根掛かり回避に有利

ポイント: 迷ったときは、片天秤を選べば大体の釣りに対応できます


天秤の重さ・サイズの選び方

天秤のサイズは、オモリの号数に合わせて選びます

天秤のサイズ表

オモリの号数 天秤のサイズ 主な魚種
20〜30号 小型(10〜15cm) LTアジ、カワハギ、キス
40〜60号 中型(15〜20cm) アマダイ、ヒラメ、イサキ
80〜100号 大型(20〜25cm) マダイ、青物、深場釣り

ポイント: オモリが重すぎる天秤を使うと、仕掛けが沈みすぎて根掛かりしやすくなります。適切なサイズを選びましょう。


天秤と仕掛けの相性

天秤と仕掛けの相性も重要です。

片天秤と相性が良い仕掛け

  • 胴付き仕掛け: アマダイ、カサゴ、ホウボウなど底物全般
  • 2本針仕掛け: イサキ、ヒラメ、マダイなど
  • 遊動仕掛け: ヒラメ、マゴチなど

両天秤と相性が良い仕掛け

  • ライトタックル用仕掛け: LTアジ、カワハギ、キス
  • サビキ仕掛け: アジ、サバ、イワシ
  • ウィリー仕掛け: LT五目、ライトイサキ

三又天秤と相性が良い仕掛け

  • 2本針仕掛け: LTアジ、ライトイサキ、メバル
  • ウィリー仕掛け: LT五目

天秤の付け方(基本)

天秤の取り付け方は、以下の手順で行います。

1. 道糸に天秤を結ぶ

天秤のサルカン(回転金具)に、道糸を結びます。結び方はクリンチノットまたはSCノットがおすすめです。

2. オモリを取り付ける

天秤のスナップ(またはクリップ)に、オモリを取り付けます。ワンタッチで着脱できるスナップが便利です。

3. 仕掛けを取り付ける

天秤のもう一方のサルカンに、仕掛けを結びます。

ポイント: 仕掛けと天秤を繋ぐときは、必ずサルカンを使うことで糸ヨレを防げます。


天秤のメンテナンス

天秤は金属製のため、錆びやすいです。釣行後は必ず以下の手順でメンテナンスしましょう。

メンテナンスの手順

  1. 真水で洗う: 海水が残ると錆びるため、必ず真水で洗う
  2. 乾燥させる: タオルで水気を拭き取り、風通しの良い場所で乾燥
  3. 錆びたら交換: 錆びた天秤は強度が落ちるため、早めに交換

ポイント: ステンレス製の天秤は錆びにくいですが、真鍮製は錆びやすいため注意が必要です。


FAQ(よくある質問)

Q1. 天秤は毎回交換する必要がありますか?

A. いいえ、天秤は繰り返し使えます。ただし、錆びたり変形したりした場合は、強度が落ちるため交換しましょう。

Q2. 天秤を使わないで釣りをしても大丈夫ですか?

A. 一部の釣り(テンヤ、タイラバ、ジギングなど)では天秤を使いませんが、胴付き釣りや泳がせ釣りでは天秤が必須です。天秤がないと仕掛けが絡みやすくなります。

Q3. 天秤のサイズが大きすぎると、どうなりますか?

A. サイズが大きすぎると、仕掛けが絡みやすくなることがあります。また、収納にも場所を取るため、適切なサイズを選びましょう。

Q4. 片天秤と両天秤、どちらが初心者向けですか?

A. 片天秤の方がシンプルで扱いやすく、初心者向けです。両天秤は着底の感度が高いですが、慣れるまでは仕掛けが絡みやすいです。

Q5. オモリが天秤から外れてしまいました。どうすればいいですか?

A. オモリが外れた場合は、スナップのバネが弱くなっている可能性があります。新しいスナップに交換するか、天秤ごと交換しましょう。


まとめ

天秤の種類と使い分けをまとめます。

  • 片天秤: 最もシンプルで汎用性が高い。底物釣り全般におすすめ
  • 両天秤: 着底の感度が高い。ライトタックルに最適
  • 三又天秤: 2本針仕掛けに便利。手返しが良い
  • 遊動式天秤: 食い込みが良い。カワハギ釣りに最適
  • L字型天秤: 泳がせ釣りに最適。生き餌が自然に泳ぐ
  • 魚種別: アマダイ・ヒラメは片天秤、LTアジは両天秤・三又天秤
  • サイズ: オモリの号数に合わせて選ぶ
  • メンテナンス: 釣行後は真水で洗い、乾燥させる

天秤選びは、魚種と釣り方に合わせるのが基本です。迷ったときは船長に相談するのも良いでしょう。適切な天秤を選んで、快適な船釣りを楽しみましょう!