釣り初心者の船釣り・沖釣り記録

船釣りにハマり都内から茅ヶ崎に移住した会社員。釣りを始めてみたい方・初心者に役に立つ記事や釣行記録を主に発信しています。フィールドは相模湾、南沖、東京湾、千葉県外房が中心。愛車はジムニーJB64W / アウトドアや海外旅行・茅ヶ崎生活も不定期に発信

穂先が折れた釣り竿を自分で修理してみた。必要な道具は?いくらかかった?

やってしまいました。前回のアマダイ釣行中、トップガイドにPEラインが絡まり、ほどこうとした時に穂先がポキっと。アナリスターの穂先が綺麗に逝ってしまいました...

 

綺麗にトップガイドの根本から折れております。実は私、ロッド(全て穂先)を折ってしまったのは、これで3回目になります。年一のペースで折ってしまっている気が...


一回目は、シマノのライトゲームBB。釣りを始めた時に最初に購入してからアジやヒラメ、シマアジなどを釣り上げてずっと愛用していたのですが、車での移動中にぶつかったのかポキっと折れました。

二回目は、ライトゲームBBが折れたこともあり、新しくアナリスターMHを購入することに。アナリスターを持ち込んだ最初の釣行で悲劇が起きました笑。ソウダガツオの取り込み時にテンションが掛かりすぎてしまい折れました。当時は不良品かと思うくらいでしたが、ロッドを置いた状態でソウダガツオが走ったこともあり、変なテンションが掛かったんだと振り返ると思います。

アナリスターMHは保証期間内だったため、釣具屋に持ち込み新品に取り替え(実費6,000円)その後も使っていました。

 

そして三回目が今回。アマダイ釣り中に仕掛けを投入した後、竿先の糸の絡みに気づき、そのままほどこうとして力が掛かりすぎてしまったのだと思います。横着はよくない。折れてしまった後はトップガイド無しで釣りを続けましたがやっぱり勝手が違います。

 

全部自分の不注意なのですが、ロッドが折れるととても辛い気持ちになります。テンションだだ下がり、みなさまは気をつけてくださいね。ということでロッドの保証ももう無いので、折れたアナリスターMHを自分で直してみようという記事になります。

 

釣り竿の穂先修理に必要なものを購入

Youtubeや色々なサイトを見て、釣り竿の穂先修理に必要なものを買い揃えます。今回の修理は二番目のガイドを外して、そこをトップガイドにするという修理です。

 

購入したもの

  • エポキシ(瞬間接着剤)
  • 紙やすり
  • ノギス(ロッドの円周を計測する機械)
  • トップガイドのパーツ
  • 補修糸

 

ちなみに折れてしまったトップガイドは再利用することができません。実際に試してみたのですが微妙にサイズが異なるため同じものを利用することはできないようです。

 

手先が不器用な自分ですが、やってみた感想は、初めてでも1時間あればロッドの修理はできるんじゃないかなと思います。実釣はこれからになりますが、サブのロッドとして使うには良いような気がします。見た目や感度はだいぶ変わってしまうので、気になる方はメーカー保証を使うか新しく購入し直すことをお勧めします笑

二番目のガイドを外し、ノギスでサイズを計測する

まずは二番目のガイドギリギリまでロッドをカットします。自分はカッターで切り落としました。釣行中にハサミで余分な部分を切り落として釣りをしていたこともあるので、微調整くらいのカットです。

オレンジの樹脂の部分を削りながら、ガイドを外していきます。この時ですがオレンジの樹脂をライターで軽く炙って、カッターで少しずつコーティングを取り除いていきます。

ライターで炙りすぎるとこげるので少しずつ剥がしていくイメージです。樹脂の下には補修糸があるためそれも同様に削っていきます。結構時間がかかりました笑

 

ガイドを外したら表面を紙やすりで削りきれいに整えていきます。ここに新しいトップガイドを入れ込んでいくことになります。

ノギスでサイズを測って、9ミリということがわかったのでこれにあうサイズのトップガイドをAmazonで購入します。ノギスという存在を今回始めて知りましたが、こういう細かいもののサイズを測るには大事なツールですね、、学び。

 

購入したトップガイドを取り付けていく

Amazonでトップガイドを調べると無数の商品がありましたが、ステンレス製のこちらをチョイス。沢山のパーツが売られていましたが、サイズが合って気にいったものを購入すれば良いのかなと思います。

 

届いたトップガイドを竿先に取り付けてみるとぴったし。ガイドを入れるのも抜くのにもちょっと力がかかるくらいなのでジャストサイズだと思います。

 

トップガイドを固定するために接着剤を準備

エポキシが含まれている二種類の塗料を混ぜて5分後に固まる接着剤です。釣り竿の修理にも利用されているセメダインハイスーパー5を購入しました。

青と白の接着剤を付属のヘラで混ぜ混ぜして、透明になったらロッドに塗りつけていきます。少し多めに塗って、ガイドを取り付けた後余分な接着剤を取り除きました。ちなみに混ぜた後はすぐ取り付けないと固まってしまうので注意が必要です。

 

ロッドにガイドが固定されたら補修糸を使って、巻いていきます。補修糸の結び方は詳しく紹介しているYoutubeなどがあるので、それを参考にするのが良いと思います。抜き糸を使って、糸を抜くというのがよく分からず結構苦戦しました笑

 

補修糸を巻き終わったら再度エポキシを準備して補修糸へ塗りコーティングすれば完成。あとは時間が経過するのを待つのみです。

ちょっと歪な感じもしますが、とりあえずこれで完成。あとは実釣で試してみるのみです。使えそうならシマノのライトゲームBBも修理してサブのロッドとして使おうかな。

 

穂先修理にかかった費用・値段

今回穂先修理にかかった費用は、だいたい3000円くらいになります。ノギスや紙やすり、エポキシの接着剤などを揃える必要がありこれでだいたい2000円。トップガイドのパーツと補修糸で1000円くらいという内訳になります。

 

すでに、エポキシの接着剤や紙やすりなどの修理道具やノギスを持っていれば1000円くらいで直せるので、折れたロッドに愛着があれば修理してみるのが良いかと思います。参考にしてみてくださいね